セージ生はちみつの収穫地へ行ってまいりました。

いよいよ巣箱を開けます。

 

まず天然麻に火をつけて煙で巣の周りを囲みます。これは、蜂が巣箱をあけられたときに、外敵と勘違いして、人を攻撃するホルモンを出してもわからないようにするためだそうです。

オーナーさんが素手で巣棚を巣箱から取り出します。

 

一枚一枚の巣棚にミツバチがギッシリ!!

 

蜜蜂たちの体温で、巣は38度くらいの環境に保たれているそうです。みつばちがいるあたりに手をやると、ほんのり温かい。

あまりのギッシリさ加減に、店長マロンの夫であるライス君もビックリです。せっかくなので巣棚を持たせてもらって記念撮影をさせてもらいました。

マロンも巣棚を持たせてもらいました。けっこう重い。でも見慣れてくると全然怖くなかったです。ミツバチも相手がわかるのでしょうか

夫は、ぎっしり感を表現するために横に持ってくれました。棚の両側に巣を作ってどちらにも みつばちが沢山います。

オーナーさんが、巣棚にいるミツバチたちの中から、どれがオス蜂で女王蜂かを指し示して教えてくれました。 

 

すご~い・・・素手です!

 

蜜蜂達は誰がご主人様かしっかり心得ているんですね。

セイヨウミツバチの場合、一つのコロニー(群)の中に、WORKER(働き蜂・メス)は30000~60000匹。DRONE(雄蜂)は100~2500匹。QUEEN(女王蜂)は1匹いるとされています。

お花の蜜や花粉を集めて、蜂蜜や花粉団子を作るのは働き蜂の役目です。

美味しい完熟はちみつの作られ方は・・・

1)蜜蜂は花から吸い取った蜜を胃袋に貯めて巣に持ち帰ります。
足には花粉を貯めるクボミがあり、花粉も持ち帰ります。

2)巣では、口移しで若い働き蜂の胃袋に蜜が移されます。

3)貯蔵してある花粉と、ローヤルゼリーを1%ほど混ぜ巣の穴に蜜を貯蔵します。

4)そのままだと水分が70%ほどあり、貯蔵に適さないため働き蜂が翅(はね)を振って風を起こし、月日をかけて水分を蒸発させます。

5)水分が20%ほどになり高純度の蜂蜜になったら蜜蝋で巣房に蓋をします。

こちらのお写真が完熟状態のはちみつです。

 

ミツロウで蓋がされていなくとも、完熟になると巣棚を逆さにしても蜂蜜がたれてきません。


4)と5)のプロセスが足りない蜂蜜は、加熱処理されて出荷されます。こういったハチミツは舐めた時に喉にカッとくる感じがあるので、すぐわかってしまいます。

さて、それから蜜蜂たちから完熟の巣棚をお預かりし、表面のミツロウ部分を削り落とします。

 

削り落としたミツロウはリップクリーム、バーム、石鹸、キャンドルなどに使用します。そして、このような円形の遠心分離機にかけて、回転させることで巣の穴一つ一つからハチミツを取り出します。

 

こちらの写真が、遠心分離機にかけている様子です。

ライス君は目が離せないようです・・・!!

そしてついに・・・!!

 

遠心分離機の下部に取り付けてある、取り出し口を開けて・・・新鮮なとりたてハチミツが、黄金色に輝きながら流れ落ちてきました。

 

早速その場にいた全員で、スプーンですくって試食です。

 

う~ん・・・美味! セージ生はちみつは、色が淡く、春に収穫される蜂蜜らしい爽やかな味わいです。蜂蜜そのものの味があっさりしているので、その分、天然ノミツロウ成分の味がコクとして舌の上で感じられます。

店長マロンの大好きな食べ方は、うす塩味クラッカーの上に、クリーム・チーズをぬって、セージ生はちみつ・苺をのせていただくことです。

 

こちらアメリカやヨーロッパでは、ハニー・コームといって、はちみつとミツロウをそのまま食べます。 ミツロウは天然の酵素を含んでおり、チューイング・ガム代わりに食べる人もいます。ミツロウ部分はそのまま飲み込んでも大丈夫ですし、後から集めて?!キャンドルを作ってもいいです(笑)。

 

ぜひ、本物の非加熱(生・RAW)はちみつを味わってくださいね♪

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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