なぜ非加熱蜂蜜なのでしょう?


ハチミツが非加熱ってどういう事?

 

右の写真は野生のミツバチの自然の巣の様子です。茶色いコブのように見えるのが、野生の巣です。大きいもので横幅は1~2mになります。

「野の蜂蜜」は、タイの国が指定した森林保護地区から、地域の山岳民族達が、年に一度・4月にだけ収穫する本当の天然蜂蜜です。

日本では蜂蜜の水分の組成は国産で20%、輸入で23%以下という決まりがあります。みつばち達を花畑に放したあと、数日~数週間で蜜は収穫されます。熟成が不足していると水分が70%ほどあり、加熱処理して水分を蒸発し煮詰めて出荷されます。この際ハチミツ酵素やビタミン・ミネラルなどの栄養素は46度以上の熱で破壊されてしまいます。

「野の蜂蜜」は常夏の国、タイの清涼な自然の中、一年間じっくり熟成された完熟ですので、収穫時に水分は17%ほどになります。地域の山岳民族の方々が巣の底の部分に穴を開け、一滴一滴を手でつみます。

珍しい完熟蜂蜜で、加熱処理をする必要が無いはちみつです。

つまり、酵素の生きている「生」ハチミツです。

 

収穫地近く、自然保護地区。山岳民族の方々の住まいが右写真奥のほうに見えます。


彼らは、Kariang Patakoyoe(カーリアン族のパターンカヨー・グループ)に属します。ベジタリアンの部族でビルマとの国境近くに居住しています。自然崇拝をしており、動物は食べません。蜂蜜の巣から蜜を収穫する際にも、祈りをささげてから行います。

貴重な野生の蜜・・・「野の蜂蜜」は○○しません!

 

また、このような野生ミツバチのはちみつを「ハンターハニー」とも呼びますが、伝統的に巣を丸ごと取り去り、蜂の子ごと絞るものもあります。それは受け継がれてきた伝統手法であり悪い事ではありませんが、時間が経つと香りが悪くなってしまいます。

 

一方、「野の蜂蜜」は、一滴 一滴、純粋な蜜だけを手摘みで収穫しますので、本来のお花の蜜の味だけがします。それはまるで貴腐ワインのように、濃厚な花の香りがひろがり、そして喉ごしはサラリとしています。

野生の巣から頂いた蜜を、そのまま2度、フィルターストレイナーでろ過して瓶に詰めますので、天然の蜂蜜がもつローヤルゼリー・花粉・酵素・ビタミンB群・鉄分などのミネラルが生きています!

 

「野の蜂蜜」はライブ・フードまたはリビング・フード(Live food / Living food)、夏になり温度が上がるとクリームのように振動で泡立ちます。また、みつばちの種はPeung Laung(大黒蜂)と呼ばれるものです。

 

蜂蜜の泡は、ハチミツが"生きている"証拠です!

安心のオーガニック認証がついています。

 

「野の蜂蜜」の貴重さは、それだけではありません。

ドイツを活動の本拠地とするIFOAM ( International Federation of Organic Agriculture Movements 国際有機農業運動連盟)の公式なメンバーであるA.C.T. (Organic Agriculture Certification Thailand)によりオーガニック認定を受けております。

 

そして一滴一滴を手で収穫するため、年間10トンしか生産せず、日本には1トンしか入荷しません。またミツバチ達は一度はちみつを人間にとられたことがわかると、どんどん山奥へ巣を移動していき年々その収穫は難しくなっています。今、あなたの手にする蜂蜜はそのうちのひとつなのです。働き蜂が一生で集められる蜂蜜はスプーン1杯といいます。どうぞ大切に味わってくださいね。

日本人スタッフによりタイ現地工場を視察。厚生労働省指定の食品検査機関できちんと残留農薬や抗生物質の有無などをチェックしています。

非加熱・オーガニック認証はちみつ&お料理ハーブ・ラビティアのスタッフは年に一度、タイの現地工場を訪れています。スタッフは日本の食品工場にも詳しく、その目できちんと確認した綺麗で衛生的な工場で瓶詰めされています。ところで、皆さんご存知でしたか?

タイのオーガニック農業は農産物生産全体の20%


それには理由があります。

もともとタイでは、農薬(肥料・殺虫剤・除草剤)は輸入品となり、農家の経営を圧迫するため、農民の多くはオーガニック農法を志しています。しかし第二次世界大戦後に農薬が国内に入ってきて、どこかの畑で使われるとそこから逃げてきた虫が自分の畑に来てしまうため、次々と広まっていきました。


プミポン国王の「足るを知る」経済とオーガニック農法

 

タイを語る時は必ずこの方が出てきます。プミポン国王(正式にはチャクリー王朝のプミポン・アドゥンヤデート国王陛下(ラマ9世))は在位されていらい60年、実に3,000以上ののロイヤル・プロジェクトを指揮運営されてきました。その多くは貧しい農民達の生活向上・自立支援に傾けられてきました。

 

上の写真はチェンマイ県近く、インサノンにあるロイヤルプロジェクト(試験場)の入口です。

プミポン国王は、タイ国民と固い信頼関係で結ばれており、敬愛されています。タイでは多くの富裕層がプミポン国王に喜んで寄付をします。プミポン国王はご自身でも会社を経営し、寄付のお金やご自身の会社の利益を、ロイヤルプロジェクトへと還元されます。

 

プミポン国王のお言葉で有名なのは 「足るを知る経済( Sufficiency Economy )」哲学と呼ばれるものです。国民一人一人がこれでもう十分幸せじゃないかと心に思うことができれば、諸外国から後進国と指をさされても何ら恥ずることはない。物質主義に偏らず、限られた天然資源を守り持続可能な経済社会を目指そう、というものです。

「足るを知る経済( Sufficiency Economy )」として、プミポン国王は「新農業理論」を考案されました。この考えはUNESCOにも認定されており、海外へも広く紹介されています。具体的には、土地全体を100%とすると、30%に植物(Plant)を植え、30%に米(Rice)を植え、30%に水(Water)を貯め、10%を住む場所 (Place to Live)にするという考え方です。


水場では魚や鳥を育ててもよいとされています。このように土地を活用することで、その土地の中で生活が成り立つので、独立することができる。そしてあまった作物を物々交換することができる。

 

このコンセプトで独立できたら、「持続可能な生活」が送れるというものです。

「足るを知る」という考えは、仏教の経典にも登場します。とても豊かな日本では、意識できるようで出来ない、実践できるようで出来ないというところではないでしょうか。高潔なプミポン国王のお言葉から、普段の生活を見直すきっかけを得たいと思います。

非加熱・オーガニック認証はちみつ&お料理ハーブ・ラビティアは、「野の蜂蜜」を購入することで、自然保護地区に居住する山岳民族の方々の生活を支援することにつながる経済活動をおこしたいと思います。何かご質問などありましたらご遠慮なくお問い合わせください。

 

お問い合わせ先:fujita.plan(アットマーク) gmail.com

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